トイレは
TOTOネオレスト ハイブリッドシリーズ手洗器付(ワンデーリモデル)AH/RHタイプセット
ということで固まっています。
リフォーム対象トイレは床排水ということは分かっていたのですがこのネオレストには3つのタイプがあり、そこでつまづきました。
・床排水(200mmタイプ)
・床排水(200mmリモデルタイプ)
・床排水(320~540mmタイプ)
どれを選べばいいんだろう?
とりあえず既存トイレの型番から排水芯を調べました。
CS380Bです。
「CS380B 排水芯」でググると「
便器ごとの排水芯」というページがヒットして、そこに排水芯は200mmだと書いてあります。
困ったことに、200mmはノーマルタイプと、リモデルタイプがあるじゃないですが。
どっちを選べばいいのかでまた悩みました。
カタログをじっくり見てみると注釈に「リモデル用は既存給水位置から分岐金具までの給水ホースが露出します。」と書いてありました。
なるほど、給水位置の違いだけみたいです。
ノーマルタイプを選ぶと給水位置が便器の裏側に隠れるため、ホースの露出がなくなり、見た目スタイリッシュですよ!っていうことです。
対象トイレの給水位置を確認すると、壁から140mm、床から440mmでした。
今回設置予定は、左側の壁に手洗い器とカウンターを設置予定(左勝手タイプ)です。
TOTOのカタログで確認してみる、左勝手の場合の給水位置は下記の場所であることがわかります。
悲しいことに、対象トイレの給水位置は対象外のため、給水位置を移設する必要があるみたいです。
どうせ移設するなら給水位置を便器の裏に隠そうと思い、またしてもWEBで給水位置の場所を確認してみました。
排水芯の中心から115±10、床からの高さ17±10に移設すればいいことがわかりました。
さっそくトイレの壁を壊して、移設を試みました。
いきなり大きな範囲の壁を壊すと何かあった時に面倒なことになるので、最小限の壁を壊して様子を見ることにします。
※ もう壁紙ははがしちゃってます
衝撃の事実が発覚しました。
なんと、給水栓の横にスタッド(壁の裏にあるステンレスの柱)があって移設ができないじゃありませんか。
※ トイレのリフォームは経験値ゼロなのでもしかしたら何か方法があるのかもしれません
で、この無駄にあけた穴は、石膏ボードと、石膏(像なんかつくるパウダー状のやつ)でふさいでペーパで仕上げました。
下の写真のとおり、メーカー指定の給水位置はこのスタッドの右側に位置しています。
さすがにこの柱は壊せないので、給水位置の変更はあきらめです。
これで「
床排水(200mmリモデルタイプ)」しか選択できないことになりました。
壁を全部壊さなくてよかったぜっ
上の取り付け位置図面にあるように、給水栓を上にずらすか下にずらさないといけないのですが、壁の中の配管をいじって、万が一水漏れすると取り返しがつかないことになるので、既存の位置のまま行くことにしました。
おそらく部材と干渉すると思うんだけど、それはその時に臨機応変に対応ってことで。
ウヒヒヒ
この部分のタイプを見誤って発注をかけると取り返しのつかないことになる重要部分なので注意が必要でした。
実は、いろんな販売店に見積もりを出した時に、このことも合わせて聞いてみたのですが、回答がバラバラなんですよね。
A店:「大丈夫です。問題ないです。」
B店:「給水位置の変更が必要なので、別途移設工事が必要です。」
C店:「特に問題ございません。排水管の付け替えが必要になります。」
D店:「水圧の検査が別途必要になります」
こんな感じなので、判断できませんでした。
最終的にTOTOのランドマークにあるショールームで最終確認しました。
いろいろ細かいことを教えてくれるのですが、最終的には「施工業者様と打ち合わせて確認してください」という話になります(まあ当然だけど)
必要な情報を集めるだけ集めて、あとは自己判断です。
でもまだ発注できません。
本当に床排水の200mmなのか、この目で確認するまでは発注ができません。
間違ったタイプを選択すると返品もできません。
なので発注に先立ち既存トイレの解体を行い、排水芯を確認します。
ウォシュレット部分を外します。
マジで汚い。掃除とかしてなかったのだろうか・・・
ゴム手袋は必須です。
ウォシュレット外し完了です。
吐き気がしてくる。しかも他人の汚物なので余計に・・・
耐えるんだ自分。。。がんばれ
タンクを外します。
まずタンクの下、左右についているボルトを外します。
できれば床に手を付きたくないので、体勢がきつい。マジで!!!
ここでタンクの外し方がわからなくなりました。
タンクの下から伸びている給水ホースが外れないのです。
タンクのふたを開けて分解してみましたがわからねー
しばらく考えてみたら、給水栓のところから外せばいいことに気づきました。
経験値ゼロだから、すぐにつまづいてシンキングタイムが発生するのでなかなか作業が進みません
この矢印のところです。
外し方がわからずとりあえず、タンクを横に転がしてみて気づきました。
次便器いきます。
便器の後ろ側にキャップがあるので外して、レンチでボルトを外します。
左右です。
やっと排水部があらわになりました。
どうやら予想通り、排水芯は200mmのようです。
経験値ゼロなので目視確認していかなければ先に進めないところが痛い。
でもまだ安心できないです。
これは排水芯に排水ソケットがついている状態です。
この図にあるように、排水芯は床から60±5である必要があります。
さらにVP・VU75またはVP・VU100の塩ビ管じゃなきゃだめです。
で、ダメだったら「立ち上げ用アダプターHH01001R」っていうオプション部材を使う必要があります。
まあ、1000円ぐらいなのでいいんだけど、余計な手間はかけたくないから。
これを確認するために、このソケットを外す必要があるんですが、
これがヤバイ
ソケットと排水管は、接着剤でくっついているので外すためにはノコギリとかで切るしかないのです。
幸いなことにソケット自体に、図面とソケットの型番が載っていたのでまず型番「H04162」でググります。
古い部材なのか、ヤフオクの評価履歴しか引っかからず、有益な情報が何一つでてきません。
しかたなく、この図面を利用して切断します。
排水管が使用可能だったら、そのまま使いたいのでその上側を切断していくことにします。
死ぬほど疲れました。
できれば音は立てたくないという大前提があります。特に排水管をのこぎりで切ると、マンションの排水管は上下階とつながっているので、その音はダイレクトに伝わると思います。
なので、電動のこぎりとかで一気に切りたいところですが、そこはこらえて糸鋸でじみーに、地道に、ゆっくりと切っていきました。
ぜんぜん切れない・・・
のこぎりで切ることはあきらめました。100均で半田ごてを買ってきました。
100均なのに500円もしましたが・・・
こいつで塩ビをとかしながら切断することにしました。
無音ですが、異常な臭気を発する割には、なかなか切断できません。
格闘しながらなんとか外せました。
この写真をみれば、どれだけ悪戦苦闘したかわかるかと思います。
最後、接着された部分はヒーティングガン(ホットガン)と、マイナスドライバー、ペンチを使って、温めながらはがしていきます。
初めに縦に一か所切れ込みを作ります(下の排水管を傷つけないように注意して)
あとはその突破口を頼りにはがしていきます。
ネットでは、ガスバーナーであぶりながらという人もいましたが、火力調整が難しそうで、既存の排水管を痛めそうなので、ヒーティングガンにしました。
この接着剤をはがす作業はそんなに大変ではないです。
むしろ、ソケット外し作業は最悪です。
外れました。
排水管はVU75っていうやつでした。たぶん。
そのまま使えそうです。
ただ壁からの距離が220mmでした。
200±10mmが規定値なんだけど大丈夫かしら・・・
と思いつつ、まあ便器が10mmぐらい規定より前に出るだけだから大丈夫だろうと思い、ようやく発注することができます。
この作業を行うに、マンションの24時間換気を止めたほうがいいです。
排水管から悪臭が吸いあがってくるので。
でもこのマンションの換気は止めることができませんでした。
ブレーカー落とせば止まるんですが、電気もつかなくなって暗くなるので今回はそのままやりました。
なにか方法があるのかも。
作業後はビニールとかで排水管の上にふたをした方がいいです。
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